KEITAの物語 第一章 第二話

テニス追加29

 

第一章
「大学デビューの男が憧れの団体戦メンバーへ!

どん底からの大逆転劇!」

第二話

「どん底の中微かに見えた希望の光…もうこれしかない!

今日から僕はフォアハンドを○○にします!」

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前回のストーリーはこちら

 

まさに絶望・・・。

 

僕は再び奈落の底に突き落とされたのでした。

 

 

しかし、僕はそこから再び前を向こうとします。

 

「なってしまったものはしょうがない。

どうしたら少しでも状況は好転するのか?

それを考えるしかない!」

 

ここでテニスを辞めなかったのは、

やはり僕がテニスが本当に大好きだったからだと思います。

 

「どうすればいいんだろう?」

 

僕は考えました。

 

いざフォアハンドが打てなくなると、今まで自分がどれだけ

フォアハンド頼みのテニスをしていたのか思い知らされます。

 

ちなみにこの時の僕のバックハンドは

軟式とほぼ同じグリップで片手で打っていました。

 

硬式転向直後はバックを両手打ちに変えようとしたのですが

うまく打てず、

それなら軟式の打ち方のまま

片手で打った方がいいのではないか?

と考えるようになったのです。

 

僕は軟式の頃からバックはフォアに比べて得意だったのです。

 

当時のビデオを見返しても、

フォームがフォアに比べて明らかに自然できれいでした(笑)。

 

とは言っても、

軟式のようにグリップが厚すぎて硬式でそれをやると、

とても懐の狭い打ち方になってしまい、

すぐ打点が詰まってしまいます。

 

また回転もかけられないのであまり強打できず、

相手のボールに合わせて返すのがやっとでした。

 

こんな感じで、僕はフォアハンドを取ったらただの

テニス歴1年の「初心者」というありさまでした。

 

「でも、そんなバックでも「返す」ことはできるんだよ。

フォアはもはや「返す」ことすらできないからな・・・。」

 

僕は深くため息をつきました。

 

「なんとか返すだけでもできればなーテニスになるのに・・・」

 

そんなことを考えているうちに、

僕はある先輩”のことを思い出しました。

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僕は当時「ただ返す」ことの重要性

サークルの先輩たちから嫌というほど教えられていました。

 

当時僕以外にも、大学までは全くテニス経験がない

完全なド初心者ながら、

経験者をなぎ倒し団体戦メンバー入りを果たした先輩がいました。

 

彼には経験者のような強いストローク、

速いサーブなどは全く打つことはできませんでした。

 

でもただひとつ、経験者をもしのぐ

「武器」を持っていました。

 

それが足と体力です。

 

彼は小学校から高校までサッカーによって鍛え上げた

脚力と底知れぬスタミナを持っていました。

 

そこで彼はその武器を最大限に生かせる戦術を身につけました。

 

そう、どんなボールが来てもひたすら返し続け、

粘りに粘る、

いわゆる「シコラー戦術」です。

 

名だたる経験者も彼の脅威の粘りに根負けし、

次々と敗れ去ったのです。

 

僕自身彼と試合するといつも接戦までもつれるものの、

最後は僕が敗れていました。

 

彼とはよきライバルでした。

 

どちらもテニスを始めたのは大学からですが、

二人とも体育会気質で気が合い、

よく一緒に練習してもらいました。

 

僕のフォアハンドを見て、よくその先輩は

「いいよなーKEITAはそんなに速いボールが打てて」

と言っていたのを覚えています。

 

しかし、そんな速いボールなど打てなくても、

その先輩はすでに初心者としては

考えられないほどの戦績を叩き出していたのです。

 

最初プロの試合ばかり見ていた僕は、

あんなふうにキレイなフォームで、

強い球を打つ選手が強いものと思い込んでいました。

 

しかし、その先輩と練習し、また実際に試合する中で、

「ミスをしない」

そして打ち方はぐちゃぐちゃでも、とにかく

「返し続ける」選手が本当にいい選手なんだということを、

僕は嫌というほど学んでいたのです。

 

 

「そうだった、速いボールなんて打てなくても

まずは相手コートに返すことが大事なんだ!

それならこのぶっ壊れた腕にもなんとかできないだろうか…」

 

僕はただ「返す」ことの有効性を思い出し、

多少気持ちが軽くなりました。

 

しかしただ返すといっても、

少なくともこの時の僕には簡単にできるわけではありません。

 

「どうしたらいいんだろう」

僕は考えました。

 

すると、僕はあることに気づきます。

 

「そういえば硬式の人って

フォアが安定してない人に限って

バックはうまい人が多いような・・・」

 

軟式の頃はバックが苦手な人が圧倒的でした。

 

だから皆バックに来たボールを回り込んで打ったし、

コーチたちもこぞって周り込むように教えたのです。

 

しかし、硬式の場合、

そもそもフォアが苦手な人が多くいることに気がつきました。

 

でも逆に、そんな彼らの多くが

「両手バック」はとてもきれいな打ち方で、

安定したボールを打っていたのです。

 

ちょうど僕がソフトテニスをしていた時

(フォアが苦手バックが得意)と同じような人が

多いと感じたのです。

 

「そうか、自分はうまく打てずに挫折したけど、

本来両手打ちは片手よりも安定するのか・・・

ん、待てよ・・・」

 

「!!!」

 

ここで僕の頭に一つの妙案が浮かびます。

 

「そうだ!フォアも片手打ちだからスイング軌道が安定しないんだ!

だったら両手打ちにしたら安定するんじゃないか?

 

まさに発想の転換(笑)。

 

「両手バックは安定している

→フォアも両手にすれば安定する!」

 

それなら普通にバックハンドを両手にしたら?

おそらく多くの方がそう思われると思います。

 

しかし、僕は

「両手バックは左手のフォア。

そうなると左手の感覚が鋭くない自分には無理」

そう考えたのです(笑)。

 

「逆にフォアハンドを両手にすれば右手の感覚が生かせるから、

両手バックよりも安定するし、威力も出るはずだ!」

 

今思えばむちゃくちゃな論理だったのですが(笑)、

当時の僕はこれですべてうまく行く!

 

本当にそう思い込んでました。

絶望の淵に立たされていた自分にはまさに光明。

 

普通にフォアハンドを打つのは

まず不可能だと考えていた自分にとっては

もはやこれしかない!

 

そう確信できるほど画期的なアイディアだったのです。

 

僕は早速、この両手フォアを試したいと思い、

なんと次の日にまた草トーに申し込んでしまいました。

 

さすがにいきなりサークルの連中の前で

フォアを両手で打ち始める勇気はなかったのです(笑)。

 

しかし、僕はこれ以外残された手段はないと考えていたので、

迷いはありませんでした。

 

次の日、僕は前日と同じコートに立っていました。

ただし、両手フォアという新たな「希望の光」を手にして…。

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今回もお読み下さり、誠にありがとうございました!

 

KEITAが下した決断・・・それは

フォアハンドを片手から両手打ちに変えることだったのです!

 

確かに当時のやり方は今となっては強引だったと思います。

 

この時、僕はセルフ1がうるさすぎました。

 

「こういうふうにボールは打たなければならない」

という”思い込み”で凝り固まっていました。

 

ボールへの集中の仕方も知りませんでした。

 

 

しかし、そんな中で僕は

技術力に頼らない戦い方を模索していきます。

 

「フォアハンドを片手から両手にする」

 

一見突拍子のない考え方でも、

そこにはKEITAなりの確かな根拠があったことに

注目してほしいと思います。

 

これは僕が普段メール講座で話して言るところの、

「戦術的な視点から技術を捉える」

という部分に該当します。

 

KEITAはまず「ミスせずに返し続ける」

という戦術の実行にフォーカスしました。

 

そこで、それをするために必要な

「より安定したショット」を習得するにはどうすればいいのか?

を考え、結果”両手で打つ”という選択をしたのです。

 

このような「戦術重視」の考え方を身につけていただくことが、

第一章の大きな目的の一つなので、

ぜひ今回の話を読んで疑問に思ったことはそのままにせず、

僕に聞いて解決してほしいと思います!

 

さて、絶対絶命のピンチから抜け出すヒントを得たKEITAですが、

まだまだ本当の戦いはこれからです。

 

この後KEITAは直面する様々な問題に対して

どのように向き合い、

またどのように乗り越えていったのか?

 

第三話にもぜひ注目してください!!

 

 

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