テニスはいつでも逆転できる!!~18歳の新鋭が逆転を喫したわけとは~

KEITA

どうもKEITAです。

最近YouTubeで

”おもしろい試合”を見つけましたよ。

下克上を目指すあなたにはぜひ見てもらいたいので

ちょっとシェアしますね!

まず、この低視点からのアングルでプロの試合を見ると

なかなか迫力がありますよね。

選手が誰かというのは特に気にせず、

ついつい見入ってしまいました。

白人の選手はまだかなり若く見えますね。

あとで調べてみるとロシア期待の若手の、

アンドレイ・ルブレフ選手

(2016年3月6日付で世界ランク153位)でした。

まだ18歳で、元ジュニア1位の選手です。

で、対戦相手の黒人の選手が

アメリカのラジーブ・ラム選手(31)でした。

確か数年前に楽天OPに出場してたのを

見たことがあります。

今までグランドスラムの最高成績は2回戦で、

現在の世界ランクは62位ですね。

で、ファーストセットはルブレフが早々にブレークを奪い

そのままセットを先取。

「おー!球速いし、コントロールいいし、

・・・普通に強えー!!」

こんな選手が出てきたんだなーって、

結構びっくりでした。

それに対してラム選手はフットワークもそんなによくないし、

ショットもコースが甘いから

ルブレフにバンバン攻められてしまいます。

「あーこのままルブレフに押し切られちゃうかな」

正直1セット目を

ルブレフが6-3で先取した時点では

そんな予想をしていました。

しかし!!ここからがすごかったんです!

第2セットに入ると

今度は逆にラムがルブレフを圧倒しているんですよ!

1セット目が嘘のように

強烈なフォアハンドで試合の主導権を握り、

次々とポイントを連取。

「え、どうしたのラム、

こんな強かったの??」

ルブレフも思うようにプレーできないのか

感情を爆発させる場面も。

結局、

2セット目は6-2でラムが奪い返し、

勝負の行方はファイナルセットへ。

ファイナルセットはルブレフも意地を見せますが

結局ラムが7-5で逃げ切り、

ロシアの若武者は苦汁を舐めることになりました。

さて、これを読んでるあなた自身は

3セットマッチを戦うことはあまりないかもしれませんが、

僕の経験上、1セット目を奪われると

逆転するのは結構きついものがあります。

やっぱり心理的に

どうしても追い詰められるんですよね。

1セットダウンの状況を

たとえば8ゲームマッチに例えるなら、

僕的にはだいたい2-5くらいの感覚です。

このスコアだと

「今日はこのまま負けちゃうのかなー」

とか、ちょっとネガティブな感情が

芽生えてきてもおかしくない状況。

特に、1セット目を

「力の差」を見せ付けられるような取られ方をすると

これはもうかなりきつい。

で、この試合でも1セット目は

ルブレフの勢いある強烈なショットが決まって、

正直ラム選手はボコされてましたよね。

それを見て僕は

「うわ、ルブレフつよ。

これはルブレフのほうが普通に実力上だわー・・・」

って思ってたんですよね。

しかし!!

ラムはそんな状況から

見事な逆転勝ちを収めました。

正直僕としては予想外で

びっくりしましたよ。

なぜなら、

2セット目以降は1セット目が嘘みたいに

ラムがゲームを支配しているように見えたからです。

では、いったいなぜラムは

1セット目をあっさり奪われながらも、

2セット以降は逆に主導権を握ることができたのか?

僕が思うに、それはラムが2セット目以降、

ルブレフの弱点をつくことに成功したからです。

実はこの試合、よーく見てみると、

2セット目以降ラムは

ずっと同じ戦術パターンを使って

ポイントを奪い続けてるんですよね。

その戦術とはいったい何なのか?

下の動画で解説しましたよ!

確かにゲーム展開を冷静に分析できない選手にとって

「逆転勝ち」するのは簡単なことではありません。

しかし、

どういう展開で自分はポイントを落としているのか?

その嫌な展開を打開するにはどう戦い方を変えればいいのか?

その答えを試合中に導ける選手にとっては

逆転勝ちのシナリオは決して「夢物語」ではないのです。

そして、このような選手は試合前から

その試合のゲームプランを

何通りもイメージしているものなのです。

テニスはコート上で

ただボールを打っていれば

上手くなるものではありません。

勝負は試合前から始まっているのです。

むしろ、

いかにコートの外で勝つための方法を考えられるか?

それが勝敗を分けるスポーツだと思っています。

それでは。