僕がこれからやりたいことは
あの映画『マトリックス』と同じようなことなのかなって
ふと思ったんですよね。
映画『マトリックス』に登場する
「マトリックス」というのは平たく言えば
機械が人間を支配する”現実の世界”を
カモフラージュするために
機械によって作られた
”仮想現実の世界(=システム)”のことです。
本当の僕たちの身体は眠らされ
機械によって管理されていて、
精神だけがマトリックスに囚われている。
そのことに気づかずに
僕らは”この世界”を現実だと思い込み、
毎日をぬくぬくと生きている、という設定です。
そこで、
「これは嘘の世界だから君は目を覚まして
本当の世界を救わなければならない」
という感じで、
モーフィアスという抵抗軍のリーダー(?)が
主人公であるネオに告げるシーンがあります。
ここからネオは人間と機械の壮絶な戦いに
巻き込まれていく、
というのが『マトリックス』のあらすじです。
もちろん、「マトリックス」というのは
ただのフィクションです(たぶん)。
ただし、
それでもこれと同じような「支配構造」は
現実の世界にも多々見受けられます。
僕たちは”ありもしない現実(=マトリックス)”に
心と身体を支配されているのです。
そして、多くの人はそのことに気づいていない。
たとえば、
女の子と全くと言っていいほど会話ができないAくんと
ラーメン屋に入るほど気楽に女の子を口説けるBくんの
2人がいたとします。
同じ男であるはずなのに、
なぜ両者の間にはこれほどまでに
差が生まれてしまうのか?
ということを考えてみましょう。
「Aくんは自分に自信がないから」
「Bくんはイケメンだから」
まあ、ちょっと考えれば
いろいろな答えが出てくると思います。
ただ、1つ、両者の明確な違いを挙げるとしたら、
それは「女性」ないし「女性に話しかける」
という行為に対する”マインドセット”です。
マインドセット
=「物事のとらえかた」「価値観」「行動基準」
です。
これらがAくんとBくんでは
180度異なることがわかるでしょうか?
単純に物理的な側面からのみ考えれば、
女性に話かけるという行為を躊躇する理由は
ほとんどないはずです。
普通は男のほうが女より力は強いですし、
もし話しかけた女性の気分を害してしまったとしても、
よっぽどのことがない限り
逆襲を食らうことはないと思います。
つまり、肉体的なダメージは0です。
僕たちにとって最もリスクである
「死」につながる確率も低そうです。
それでも、Aくんは女性と話すのを
”怖い”と感じてしまう。
その理由はAくんの脳みそが
ある種の「マトリックス」のような
自らが作り出した「仮想現実の世界」によって
”洗脳”されてしまっているからです。
「話しかけても絶対に上手くいくはずがない」
「話しかけて無視されたらどうしよう」
「会話が上手く続かなかったらどうしよう」
「その女の子に嫌われちゃったらどうしよう」
そういう本来ありもしない
”ネガティブな思い込み”が
彼の中で大きくなりすぎているのです。
一方、Bくんはどうでしょう?
Aくんと同じようなネガティブな思い込みを抱きつつも、
なんとかそれに耐え抜いて行動しているのでしょうか?
BくんはAくんに比べて100倍”勇気”のある男なのでしょうか?
答えはNOです。
Bくんは毎回恐怖に打ち勝っているわけではなく、
そもそも女の子に話しかけるという行為に
全くと言っていいほどリスクや恐怖を感じていないのです。
「おれに話しかけられて嫌がる女はいない」
という圧倒的な自信があるからなのか、
もしくは
「別に5人に1人うまくいけばいいや」
「無視されようが、嫌われようが全く気にしない」
というマインドがあるからなのか。
理由はいろいろあるでしょうが、
とにかくBくんが生きている「マトリックス」では
「女性」というものが全く持って恐るるに足らない
存在であることは間違いありません。
今の例え話からわかるように、
僕たちは全員、例外なく、
自らが作り出した
「仮想現実空間(マトリックス)」
に良くも悪くも支配されている。
そのことを片時も忘れないことです。
そして、そのことを前提に、
改めて「メンタルの強さ」というものについて
考えてみてほしいのです。
果たしてメンタルの強さとは
いったい何なのでしょうか?
僕の中ではメンタルに
「強いor弱い」という尺度はありません。
言い換えれば、
メンタルの強さというのに個体差はなく、
誰しもそれはほとんど同じだと思っています。
ただ、脳内のプログラムによって、
各々の事象に対する
”感じ方”が違うというだけです。
ボールがアウトしたり、ネットしたら
そのことに強くネガティブになる人もいれば、
逆に全くネガティブにならない人もいます。
別にどちらがいいor悪いということではなく、
それがその人の「プログラム」だということです。
大事なのは自分の中のプログラムと
ちゃんと向き合うこと。
それがすなわち、”自分を知る”ということになります。
多くの人は「マトリックス」に囚われており、
”本当の自分”を知らないのです。
本当の自分を知ればモチベーションは全開になる
モーフィアスの言葉を借りれば、
「彼らはあまりに慣れ過ぎ盲目的に頼っている。
だからそれを守るのだ。」
です。
つまり、物事の”渦中”にいると、
自分の目に写っているものをついつい
“絶対的なもの”だと勘違いしてしまうのです。
そうならないように、絶えず
「外から見る」ことを意識する必要があります。
それがつまり絶えず学び、
「情報」を取り入れ続けるということなのです。
学ばずに進化することはできません。
逆に自分が今まで知らなかった
世界、思考や価値観に触れれば、
それによって既存のマトリックスを
書き換えていくことは全然可能なのです。
僕はそうやって前に進んできました。
なので、僕がこれからやっていくことは
絶えず「新しい視点(マトリックスの外の世界からの)」を提供し、
そしてあなたの”自発的な進化”を促すことです。
「君が本当の自分を知れば、(銃弾を)かわすまでもない」
いつまでもプラグが繋がれたままでは嫌ですよね(笑)。
お互いにどんどん進化して、
マトリックスをぶち壊していきましょう!