テニスが上達するためには、第一にボールをよく見なければならない!
これが「インナーゲーム」や「脳科学」によって明らかになった、大原則です。
でも、「ボールをよく見ろ」なんて言うと、中には
「そりゃ当たり前のようにボールは見てるよ!」
と言う人がいますが、甘いのです!
実は、多くの人が「なんとなく」しかボールを見ていません。
これでは全然集中力が足りず、右脳に学習させることができません。
では、どれくらいよく見ればいいのか?それは・・・
ボールの縫い目やケバが見えるくらい、よく見てください!
つまり、ボールが一瞬止まって見えるような感じです。
その見え方ができるまで、集中力を高めてください。
そうすれば、必ず上達します。
あと、前回は「ボールをよく見ることで、コントロールがアップする!」という話をしました。
このことについて、もう少し詳しく説明したいと思います。
ボールをよく見るということは、ボールが自分の方に飛んでくるときはもちろんですが、自分がボールを打って、そのボールが相手コートに向かって飛んでいく様子もしっかりと見てください。
そうすることであなたのボールコントロールは飛躍的に向上します。
「え?見るだけでいいの?」
はい、見るだけで大丈夫です。
ネットしようが、バックアウトしようが、
ただ見ることだけに集中してください。
一球一球これを繰り返すとどうなるか?
右脳によって、無意識の内にこれらすべての「コントロール情報」がインプットされます。
そうすると、右脳は自然とコントロール情報を修正していきます。
つまり、何も特別なことをせずとも、コントロールは向上していくということです。
逆にむしろ「何もせずに」というのがポイントになります。
「ああーまたネットした・・・」「なんでいつもアウトするんだよ!」
このようなセルフ1による「評価」を下してしまうと、右脳はこのすばらしい修正能力を発揮することができなくなります。
あくまで、ただボールに集中していればいいのです。
結果にはこだわらないでください。
そうすれば必ず、あなたは上達します!
次回:「神谷式」は集中力アップにも最適!