弱者が強者に勝つために意識したい3つのこと

KEITA

こんにちは、KEITAです。

前回の記事はご覧いただけたでしょうか?

⇒本田圭佑の言葉『チャレンジして失敗し続けるしかない』

僕の理想であり、

つまりハイパフォーマンステニスの理想、

サッカー日本代表の本田圭佑選手

まさに下克上を体現し、

どんな逆境も乗り越える男。

彼を一言で表すなら

『超一流の二流』という言葉がふさわしいでしょう。

「そんな”下克上男”に自分もなりたい!!」

そこで、今回は僕が本田選手に学んだ

「下克上」を叶えるために心がけたい

具体的な3つの方法をお話したいと思います。

1.本質とずれたところで悩んでいないか?

当たり前ですけど

テニスが強く(上手く)なるためには

しっかりとした『計画』が必要不可欠です。

それも、ただ漠然と「今日はフォアを練習して」

「明日はバックを重点的に~」

といったレベルでは全然ダメで。

ダメというか、僕が見てきた中では

そういうアプローチで練習してる選手は

たいてい上手くなりません(笑)。

もっともっと「自分が本当はどうなりたいのか」

具体的にイメージしたほうがいいです。

て、言ってもあまりイメージ沸かないと思うんで

1つ質問しますね。

「ぶっちゃけ、あなたはどうなりたいんですか?」

ってことです。

「私はバックが苦手なんでバックを上手くしたい」

という人がいます。

でも、僕はその人に聞きたい。

「本当にバックが上手くなりたいんですか?」

と。

さらに聞きたい。

バックで強いボールが打てるようになりたいんですか?

いや、正直強いボールが打てなくてもミスが少なくなればいいんじゃないですか?

というか、バックが打てなくても

極論試合で勝てるようになればいいんじゃないですか?

だったら、バック練習するよりも

いろいろ他にもできることがあるんじゃないですか?

人間はよく悩む生き物で、それは普通のことなんですが

「多くの人は”本質”とずれたところで悩んでいることが多い」

「意外と自分が悩んでる悩みというのは俺が気にしているだけ」

本田選手はこのように語っています。

僕もまさにそうだと思っていて、

多くの人は問題に直面すると僕を含めて

視野が狭くなりがちです。

フォアが安定しない・・・

バックのスピンが安定しない・・・

サーブが弱い、入らない・・・

だからフォアを練習しようとする、

バックを練習しようとする、

サーブを練習しようとする。

でも、こういうときこそ、

自分の「そもそも本当の目的」を問い直してみるべきです。

フォアが打てなくても、バックが打てなくても、

サーブが打てなくても

試合で勝てればそれでよくないですか?

もちろんそうじゃない人もいるかもですが、

勝ち負けを競う⇒勝つ⇒より一層テニスが楽しくなる

ってのが一番だと思うんで。

普段あんまりゲームをしない人はぜひゲームをやってみてほしいですね。

で、たとえばバックが打てないのなら

フォアに回り込めばいいじゃないですか。

どうしてもバックで打たざるを得ないときは

ロブでかわすようにして。

サーブが入らないならアンダーサーブでも別にいいわけです。

ぶっちゃけ中途半端に打ち頃の上からのサーブより、

弾道の低い下からのサーブの方がかえって打ちにくかったりします。

2.できないことを「認める」ほうがいい

前回も話したように僕たちは二流です。

それを認めた上で常にベストの結果を目指すのです。

ただ、こういうことも変に

「プライド」があるとできないんですよね。

確かに一流の選手は絶対にやらない。

でも、二流の僕たちが「一流のプライド」を持ってても

しょうがないでしょ?

だったら最初から

「おれはバックは打てないんだ!」

ってわりきったほうがいいです。

逆にそうやって自分のできない部分を認めることで

はじめて「そのうえで勝つためにはどうしたらいいか」

っていう弱者が強者に勝つための戦略が立てられるのです。

変に「自分にないもの」に浮気をせず、

「今あるスペックで最高の結果を得るためにはどうしたらいいか」

この思考にいたることがまずは

「二流の戦い方」のスタートです。

で、そうすると必然的に

『自分の武器を活かそう』という発想になるはずです。

前回お話した『強みの最大化』ですね。

で、これはメンタル的にも大きな効果があります。

つまり、強みを最大化することで、

それが自分にとって確固たる自信になるのです。

「おれはこのプレーには絶対的な自信がある」

そういう確固たる自信を持ってプレーすることで、

劣勢に追いやられたときでも

積極的にその武器を使っていくことができます。

そうすると、ゲームを通じて

強いメンタルを保つことができます。

で、メンタルさえよければ、

実は得意なプレーだけでなく

苦手なプレーをするときもいいのです。

1個自信があるプレーを持っていることで、

それ以外のプレーは「無難にこなせばいい」というふうに

ある意味リラックスした状態になります。

それがプレー全体に好影響を与えるのです。

このことについて、本田選手も次のように話しています。

W杯で活躍するチームというのは個人個人が自身の武器を存分に発揮していて、
大袈裟に言うとそれ以外は無難にこなしているようなレベルだと感じました。
私自身を含めて日本代表は、全てを全力でやろうとしていることで、
自分達の弱さを消そうとすることに意識しすぎて
逆に強みを発揮できなくなり、相手に驚異を与えられてなかったように感じています。

私の強みは左足のキックだと自覚しています。
もう一度この左足をどう最大化するのか、ピッチの上で皆さんに披露していきます

僕はサッカーは詳しくありませんが

実際メディアや一般のサッカーファンが

本田選手を評しているのを見ると、

「本田の左足のキックは最高だが、それ以外は普通だね」

という声が多いように思います。

でも、それでいいんです。

まさに本田選手の狙い通りです。

これまで自分の「短所」を補うことばかり考えていた人は

ぜひ自分の長所を最大限伸ばすアプローチに変えましょう。

これまで感じていたプレッシャーから一気に解放され、

もう一度テニスが心から「楽しい」と感じられるはずです。

そして、『強みを最大化』したあとに

改めて自分の短所と向き合えばいいのです。