本田圭佑の言葉『チャレンジして失敗し続けるしかない』

KEITA

こんばんは、KEITAです。

イタリアの地で日本人が大きな結果を残し、

ブーイングを賞賛の嵐に変えましたね。

http://highperfo.com/l/m/znSNEIMDyY0KYX

ACミランの本田圭佑選手。

(本田何回出てくるんだよ、という感じだと思いますがw)

でも、傍から見ていたら昨シーズンまでは
スタメンを外れ本当に辛そうだったので
昨日ついに「待望の」ゴールを決めてくれたのは
本当に嬉しかった。

僕がここまで本田選手の活躍や言葉を
引用するのはわけがあります。

テニスとサッカーという種目は違えど、
僕が理想とするモデルは本田選手です。

まず、彼にはフィジカル的な才能はなかった。
当初はプロになれるとさえ思われていなかった。

にもかかわらず、承知のとおり、
今までに多くのことを成し遂げています。

ハイパフォーマンステニスのテーマは
「弱者が強者に勝つこと」。

つまり「下克上」です。

それを見事に体現しているのが本田選手。

僕はそう感じているからこそ
常に彼のことを応援しているし、
機会があればこうして皆さんにも紹介しているのです。

僕なんかがいうのは非常におこがましいですが
あえて言うなら本田選手は「二流」だと思います。

でも、ただの二流ではなく、
『一流の二流』です。

自分が二流だとわかっているからこそ、
人が普通ならやらないことにチャレンジする。

普通ならまっすぐ正面から戦うところを
泥臭く、ずる賢く戦う。

そうして自身を二流だと認めているからこそ、
ときに一流の選手よりも結果が出せるのかなと。

これ、意外と認められてる人は少ない気がします。

自分は二流だと認められないと、
一流の人と同じことをやれば上手くいくと思ってしまいます。

でも、当然それじゃあうまくいかない。

結果、
「あーやっぱおれには才能がないんだ」
と悟って諦めてしまう。

でも、ちょっと待って。

「才能がない=二流」だと気づけたのは
逆にチャンスなんですよ。

才能がないことを認められれば、
そこからはじめて裏道や抜け道を探そうと思うものです。

僕も自分に才能がないことはわかっていた。

だから、人より多く勉強して、いろんなことにトライした。

フォアが打てなくなったときは両手打ちにしたこともあった(笑)。

たくさん失敗しました。

でもそれがあったからこそ

こうして今あなたの前で話している僕がいると思っています。

はっきり言ってこのメールを読んでる人は
たぶん全員才能なんてないんですから(笑)、
ぜひ「二流の戦い方」を突き詰めてほしいと思います。

目指すは本田選手のような
『一流の二流』ですね。

では、どうしたらそうなれるのか?

これには、本田選手が
自身の公式ホームページで語っていたことが
参考になると思っています。

(本田圭佑公式ホームページ『HONDA ESTILO』より引用)

2014年のW杯で惨敗を喫したあと、
本田選手は自身が今後
改善していかなければならない課題を
3つあげています。

1、経験不足
2、身体能力の向上
3、強みの最大化

1の「経験不足」を克服する方法として
本田選手は
「チャレンジして失敗する」
しかないと言います。

なぜなら僕たちは1%の天才と違って
最初から正解を選ぶことなんてできないから。

何でも失敗して失敗して
「あれはダメ、これもダメ」と
”一個ずつ”選択肢を減らしていかないと
正解を当てることができないのです。

このことを、僕は最近になってやっと気づきました。

前までは事前にしっかり勉強をして
しっかりと準備していれば
失敗することはないと思っていました。

間違った選択をすること。

それは一言で言えば「馬鹿で無知な人」が
することだと思っていました。

だから失敗した自分のことがとても恥ずかしかった。

でも、それは大きな勘違いでした。

結局、そもそもこの世界には
正解なんてものはないんだから、
やってみないとわからないんだなと。

やってみて、そして「経験」すること。

そうして実際に味わうことでしか、
本当の意味で学ぶことはできないと思います。

だからできるだけ早く失敗すること。

そしてたくさん失敗すること。

本田選手自身、思い出すのは失敗したことばっかりで
上手くいったことはあまり思い出せないそうです。

それが人を一番成長させると
本田選手はいいます。

2、身体能力の向上

才能がないからこそ、

自身の身体能力を限界まで引き出す必要があるということですね。

3、強みの最大化

そして、これです。

僕が注目したのは。

僕ははっきり言ってサッカーの戦術的な部分は
あんまりよくわかりません。

ただ、勢いを増し始めた
今シーズンの本田選手を見て思うのは
やはり「強みの最大化」ができているんじゃないかと。

本田選手の最大の強みは
本人曰く「左足の蹴り」です。

今シーズンここまででも
本田選手の左足のキックから
好機が演出されることがどんどん増えています。

つまり、強みを活かしているわけで、
それでチームに貢献できている、
ということです。

あとは走り回る献身的な守備。

日本人らしい献身的な動きが
チームが攻め込まれて壊滅するのを
防いでいるそうです。

僕はよくわかりませんが、
これも本田選手の「本来の長所」
を生かしたプレーなんだそうです。

ただ、先日の試合のあと
本田選手自身はそのことを
「あまりおもしろくない」
と言っていました。

本当は前線に残ってゴールをガンガン狙いたい
ということでしょう。

しかし、現状のチーム事情から
それをすることはできない。

それをしてもチームの勝利にはつながらない。

だから、チームが勝てるように
自分の最大の強みを活かしているというわけです。

たとえあまり好きなプレーじゃなかったとしても。

僕は彼のそういう感情に任せない
クレバーな姿勢が「一流」だなと思います。

自分が一番役に立てるポイントを見極めたうえで
それを全力でやるわけですね。

で、これはサッカーじゃなく、

テニスでもめちゃめちゃ大事です。

自分の好きなプレー、やりたいプレーを続けても
必ずしも勝利にはつながりません。

それをやってもいいのは
本当に一部の「天才」たちだけです。

でも、僕たちは二流。

じゃあどうするかというと、
あくまで自分の強みを活かす。

どんなにダサくても、カッコ悪くても、
それが「長所」なら徹底する。

かつ、相手の弱点を見つけたら
そこを徹底してつく。

ずる賢く戦う。

これが二流の戦い方だと僕は思います。

ただし、本田選手も
前までは「自分の長所に逆らった」プレーを
ずっと続けてきたと言っています。

でも、それじゃあミランでは通用しなかった。

ある意味それで”失敗”した。

だから、必然的に強みを活かして
堅実にやれることをやる方向に戻ってきた。

で、今はそれで上手くいっているということです。

だから、結局失敗するのが大事だなと。

失敗が正解を教えてくれるのです。

たとえ同じことをやるとしても
人から教わった「正解」をやるのと
自分で見つけた「正解」をやるのとでは
天と地ほどの差があります。

「自分だけの正解」を知るためには
失敗するしかありません。

なのでぜひお互いに失敗を大事にしていきましょう。